我が家ではAmazon fire stickを導入しているのですが、合わせてdアニメストアも契約しています。そのためかなり古めのものから最新のものまで、非常に多くのアニメが見放題です。
そしてそれを1番活用しているのが我が家の長男次男になります。もともとは私のために契約したようなものなのですが、いつの間にか子どもたちがdアニメストアをフル活用しています。
果たしてそれはいいことなのか。dアニメストアが子どもにとって悪影響にならないか、気にすることはないのか、いつも考えています。
dアニメストアとは。
ご存じの方も多いとは思いますが、定額400円で登録されているアニメが見放題です。子ども向けアニメなら、うちの子どもが好きなアニメを挙げるなら怪傑ゾロリとか、あはれ名作くんとか。
ほかにもピーターパンやロミオと青い空といったハウス食品名作劇場、世界昔話、くまの学校など子どもようアニメが豊富に揃っています。もちろん大人向けのアニメも多種多様で、私のようなアラフォー世代の心をくすぐるガンダム関連やセーラームーン、英雄伝ワタルなどまで。
あ、こんななつかしいのもあるんだ!というものもたくさん揃っています。もちろん最新のアニメもしっかりあって、放送されてわりとすぐにアップされます(私はいつも最新のアニメもdアニメストアでフォローしています)。
はじめは子どもたちの暇つぶしで。
私がものぐさなこともあり、休日ついつい子どもたちにdアニメストアを見せて放置してしまいます。それこそ将棋でもして、かまってあげればいいんですけどね(ダメ父なのです)。
すると子どもたちもどんどん見たいアニメを検索していって、本当にいろいろ探して勝手に見てるんですよね。ただそこで、ちょっと色々問題も出てきたわけで。
子どもに対しての悪影響。
言葉遣いなどが悪くなる
子ども向けに作られたアニメなら問題はない訳です。子ども向けなだけあって、表現も言葉遣いも扱うテーマも子ども向けです。けれども長男次男が勝手に見ているアニメのなかには、決して子ども向けで作られてないものもあるんですよね。
言葉遣いが悪くて、平気で人に対してクズだとか、キモいだとか、殺すだとか言っていたり。エッチなシーンやグロいシーンがあったり。
悪いもの全てからマスクしてしまうのはよくないはずだけど…。
決して、悪いもの全てを隠しておく必要はないと思うのです。そう言ったものに触れることで学ぶこともあると思うし、私たちは無菌状態の青年にしたいわけでもありません。
ただそうは言いつつ長男次男もまだ小学3年と1年生。いろいろなものに影響を受けやすい年頃でもあるのです。
汚い言葉使いを真似し出した次男。
はじめに影響があったなと思ったのは次男です。汚い言葉遣いが増えました。
殺す、キモい、マジクソなど。そんな小学1年生は嫌だ…(と言っても今時の小学1年生、お兄ちゃんの影響で結構ひどい言葉遣いを使ったりもしているのですが)。
見つけるたびに叱るのですが、やはりそういう刺激的な言葉のほうが楽しいんでしょうね。少しの間大人しくなりますが、やがてもとに戻ってしまいます。
長男がアニメの話ばかりに。
そのうち長男が、会話の内容がアニメの話ばかりになってきました。特に異世界転生モノが大好きで(だいたいシーズンごとdアニメストアのトップ画面におすすめとして出てくるんですよね、あういう新しいアニメ)、あの魔法がどうの、スキルがどうのという話ばかり。
いや、いいんですけどね、それ自体は。ただ会話の内容がそればかりになってしまうと不安になるわけです。学校でもそんな話してないか?と。
クラスの中でdアニメストアを契約しているご家庭なんて、果たしてどのくらいあるでしょう…dアニメストアを契約していなくてもテレビで見る可能性はあるかもしれませんが、ここは田舎。テレビ東京は映らないのです。
おそらくですが、そんなオタク向けのアニメの話なんかを振られても、クラスメイトはぽかんなのではないでしょうか。ただでさえそんなに仲の良い友だちがいない長男に、さらに友だちができにくくなってしまうのでは?と非常に心配になるのです。
子どもたちはとても楽しみにしている。
ただそれですべてを規制してしまうのは果たしてどうかと思うのです。私は小学校の頃まさにドラゴンボール世代だったのですが、その頃見せてもらえたテレビがなんとNHK教育のおかあさんといっしょやそれに類する番組のみ(少4くらいでさすがに解禁になりましたが)。
周りの友だちが皆アニメの話題で盛り上がっているなか、自分はなに1つ知らないで過ごしたんですよね。あんな楽しいものを、セルとの戦いあたりからしか見せてもらえなかったことについては今も少し恨んでいるほどです。
そんな経験もあり、子どもにはなるべく楽しみを制限したくないという気持ちがあります。子どもたちはdアニメストアで配信されるアニメを非常に楽しみにしています。
アニメのオンデマンドサービスはとても楽。
dアニメストアのようなアニメのオンデマンドサービスはとても楽です。それさえ与えておけば、操作を覚えてもらえば自分で好きな時に好きなアニメが見れるので、長時間放っておいてもほとんど問題が起こりません(たまに長男と次男が見たいアニメが違ってケンカしていることはありますが)。
こちらとしてもその間家事や仕事できますので時間を確保することができます。DVDなどのようにディスクを入れ替える必要や、ディスクがない!といって騒いだりすることも格段に少なくなります。
オンデマンドなので見逃すということもないですし(配信期間が終了して見れなくなるということはありますが)気になる回を見直すことも簡単です。なので多少悪影響があったとしても、それを手放すには惜しすぎるのです。
ルールを設ける。
そこで妻とも話し合って決めたのが、しっかりとルールを設けようということでした。完全に撤廃はしないけれども、その代わりルールを守りなさい、ということです。
ルールその1:親がお気に入りに登録したアニメしか見てはダメ。
実は「これが見たい」と言ったものについてはほとんどお気に入りに登録してあげています。ただどうしてもグロいシーンがあったり言葉遣いがあまりにもひどい場合は、登録を見送ります。
そして1番大事なことは、お気に入りに登録する際には親と一緒にやるということです。つまりアニメを見る際に検閲が入るわけですね。例えばエヴァンゲリオンなどはグロい、エロいシーン豊富なためぺけになりました。
ルールその2:時間を決める。
割と平日も休日も特に制限はしていなかったところ、平日は17時まで、休日は13時から17時までと制限をかけました。うちでは親がほとんどテレビを見ないため、どうしても子どもが無制限にテレビの前に張り付く結果になってしまいます。
なので、それを少しだけ規制しようということです。無制限に好きなだけ子どもたちにアニメを見せるとすぐにシーズンが終わってしまい、勝手に他のアニメを検索し出すため、それを防ぐためです。
またアニメ以外にも興味を持ってもらうためでもあります。
ルールその3:他に興味を持つような遊びを教える
これはどちらかというと私たち親に対するルールです。どうしてもアニメを見せて放置しがちなところ(ダメですね、ほんと)、一緒に将棋をやる、人生ゲームをやる、食材の買い物に付き合わせる、一緒に絵を描くなど絡みを増やす努力をしています。
便利なツールは使い方次第。うまく活用することが大事。
現実まだまだ課題はあるものの、少しずつ改善はされてきているように思います。長男はだいぶアニメ以外の話をするようになってきましたし、次男の言葉遣いも多少はマシになってきたように感じます。
確かに、有害であると分かっているものを与え続けることはよくないですが、なんでも害悪と決めつけて排除していくことはまた違うのかな、と。物事について良い部分と悪い部分を見極めて、課題を明らかにし、少しずつ計善に向けて変えていくことが大事だと思います。
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