小学生で支援級(情緒級)、中学校は普通級にすべきか?

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小学校高学年で現在支援級の次男氏。中学校で支援級にすべきか、普通級に戻すべきか検討中です。今回はその辺の話でも。

支援級は知的と情緒に分けられる

うちの地域では、そもそも支援級は知的と情緒に別れています。知的支援級は知能的に普通級が難しい場合の支援級です。言葉や理解力に遅れがある、という表現になるんですかね。普通級で授業を受けていたとしても勉強がついていけないっていうやつです。どうやっても九九が覚えられなくてそれ以上の単元に進めなかったりとか、字を読むことが難しかったりとかもこのカテゴリに入ります。頑張れば療育手帳とかも取れたりする方です。

情緒の方はというと、言葉や理解力の遅れはそんなになく、教室という集団生活を行うに当たって何かしら問題を抱えている場合の支援級です。落ち着きがなかったりとか、煽られるとすぐにカッとなって問題を起こしてしまうとか‥‥。失敗を極度に怖がる子なんかもこっちになりますね。まあ普通級に行ったらどちらかというと「落ちこぼれ」とか「問題児」の部類にカテゴライズされちゃう。ただ環境さえ整っていれば勉強はやればできなくもないという。うちの子はまさしくこっちの方なんですよね。

「知的支援級」の子どもと「情緒支援級」の子どもの進路

問題なのは中学校以降の進路についてです。知的に問題があるとなると、将来的には割といろんな支援があります。療育手帳もらえますし、行ける学校も結構幅広い。将来的には特別支援学校高等学園とか、特別支援学校高等部とか、その先の障碍者雇用枠とか、そういう進路とその先の就職先がある訳です。

けれども情緒支援級にいる子どもだと、基本的に中学校以降の進路は普通の高校に行く以外進路がありません。もちろん地域によって差があるかと思いますので一般論とするのはあまりに雑過ぎますけれど、少なくとも私の住んでる地域ではそんな感じです。

支援級に通いながら高校進学はできるのか?

中学校在学中支援級に籍を置いていて、その後高校進学ができるのかというのが一番気になるところです。支援を受けて、手厚いサポートを受けながら普通の高校に行けるのだとしたら、少なくとも中学校にいるうちに、要は義務教育中に周囲との関わり方をしっかり学んでいければいいかなと。

けれども中学→高校の進学の仕組み的に、ちょっとそれは難しいようなんですよね。

内申点について

ここら辺の話はあくまでも私の住んでる地域でのお話です。他の地域でどうとかは分かりかねますのであしからず。

実際に内申点という言い方はしないようなんですけどね。中学校の成績の付け方って、テストの点数+アルファらしいのですけれど、その+アルファ部分が、いわゆる内申点と呼ばれる部分ですね。出席状況とか、授業中手をあげたかとか、あとは宿題や課題ノートの提出状況とか。そしてその辺の割合についてはしっかりと決められているわけではないのだとか。例えばA先生ならテストの点数9割、+アルファ1割だけど、B先生はテスト5割に+アルファ5割というのもあるわけです。完全に先生の匙加減ということですね。

これ例えばですけど、ずっと支援級で勉強していた生徒がいたとして、仮にB先生の教科のテストで100点取れたとしても、実際に評価は50点にしかならないということなんですよね。しかも支援級の生徒はそもそも勉強が遅れがちになります。これは勉強が苦手云々とかではなくて、純粋に授業として勉強できる時間が普通級に比べて少ないからです(後述します)。

さらに言うと、その内申点部分を高校側がどう評価するかと言うのも各高校次第だそうで、まあブラックボックス化していて中学校側もよく分からないらしく‥‥。ただし高校受験にあたってただ入試の点数だけを見る訳ではなくその内申点部分もしっかり加味して合否を決めると言う点においては間違いないそうなのです。

以上から考えると、中学校は支援級に通っていて高校を普通の高校に、というのはちょっとリスクが高すぎると言わざる得ないのです。

交流級の罠

支援級には交流級なるものがあります。支援級にいながらも、通常級で授業が受けられるというものです。実際小学校高学年の次男氏は理科や社会なんかはがっつり普通級の方で授業を受けています。算数なんかも半分くらいは普通級です。今のところ、普通級の担任にも恵まれていて、且つクラスメイトにも理解があって、なんとか普通級でもやっていけてます。

中学校でも小学校と同様に交流級なるものがあるわけなのですけれど、じゃあそれでいいじゃんと言う訳にもいかないようなのです。

授業によって先生が変わる

小学校の授業と中学校の授業との大きな違いはやはり、教科によって先生が違うという点です。各教科について専門の先生に習うことができると言う点で大きなメリットになる訳ですけれど、これが支援級の情緒のクラスにいた子どもにとっては、結構大きなストレスになる可能性があるんですよね。教科によって授業の進め方も評価の方法も全く変わる訳ですし、小学校の時のように「配慮をお願いする」ことも非常に難しくなります。

支援級のカリキュラム

支援級に在籍する以上、支援級のカリキュラムを受ける必要があります。これはうちの地域だけなのか全国共通なのかちょっと分からないですけれど、例えば私の次男氏の通ってる小学校の支援級のカリキュラムだと、野菜を育てたりとか、自己PRをしたりだとか、そういうのです。1日1コマ以上は必ずあります。するとどうなるかと言うと、支援級と通常級を行ったり来たりしなければならなくなるのです。

他の子がどうとか分からないですけれど、少なくともうちの次男氏に限って言うと、もともと持ち物の管理がすごく苦手なので、教室を行き来する度に忘れ物をするりすぐ発生します。物をなくすことも増えるでしょう。

また1日1コマ以上支援級のカリキュラムをこなさなければいけないということは、その分通常級の授業に出れなくなる訳です。単純に授業の理解が追いつかなくなることにもつながりますし、先に紹介した内申点の部分、+アルファの点数が取りづらくなるのです。

周囲の理解

クラスメイトからも不思議な目で見られることが多くなるでしょう。特に中学生となると、小学生以上に異物を排除しようという動きが強くなるじゃないですか。そのような中果たして次男氏が自分を強く持って耐えれるかどうか、これについては正直賭けになってしまうような気がするのです。もちろん、支援級在籍ということでのお目溢しが得られたり、周囲の理解が得やすくなる可能性もあります。ここについては本当にどちらに転ぶか分かりません。ただ他のリスクの考えて果たしてどちらを取るかとなると、やはり交流級に頼みを繋ぐのは危険なような気がするのです。

まとめ

結論から言うと、小学校で支援級、特に情緒級に在籍している次男氏は、中学校からは普通級に通わせる方が良いと考えられます。

これで例えば私が人一人が一生食うに困らないほどの資産を持っていれば別にいいんですけどね。残念ながら今の経済力では今を生きるので精一杯です。また次男氏自身、ASD児でたまに聞くような一芸に秀でているというのもありません。支援級で周りの手厚いサポートに囲まれて中学校3年間を過ごした後に将来の進路がなくなってしまうと言うならば、多少大変だとしても、普通級にて「できない子」として頑張ってもらうしかないのかなと思う訳です。

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