砂時計が小学生の子どものいる家庭のゆふ休みを救う。砂時計によって子どもの冬休みの時間管理がうまくいった事例3選。

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以前我が家で砂時計を導入した話をしましたが、これが現在大活躍中です。冬休み、時間があるからとついついダラダラしがちな子どもたちですが(またそれをなんとなく私たち親も許してしまいがちですが)、上手くテキパキと行動させることができています。

今回は、冬休みに砂時計を大活用できている事例を紹介します。

そもそもの砂時計導入の背景。

EB PilgrimによるPixabayからの画像

そもそもは朝、子どもたちが小学校に行く前の支度をテキパキやらせるために、砂時計を導入しました。朝ごはんにせよその後の歯磨きや着替えにせよ、どうもダラダラとしがちで時間がかかってしまう傾向にあったからです。

かと言って、何分で歯磨きを終わらせてね、と時間を区切ろうにも、子どもたちにとってはその時間があまり実感がないようで、あまり意味がありませんでした。そこで時間の経過がひと目でわかる、時間が可視化される方法を検討した結果、砂時計にたどり着いたのです。

冬休みの砂時計大活躍事例その1:宿題を時間で区切ると早く終わらせてくれる。

Анастасия ГеппによるPixabayからの画像

冬休みの課題なんか集中できない。

どうも子どもたちは、自分の苦手な分野となるとなかなか積極的には動かないようで、冬休みの宿題のプリントをさせても、一向に進まない時があります。少し放置してからこっそり様子を見てみると、机にプリントを広げたままどこに隠していたのかガンダムのプラモデルをいじっていたり、鉛筆を上下に振って鉛筆曲げをしていたりします。

要は集中を切らせてしまっているんですね。そして1度集中を切らせてしまい、気が散ってしまっていると、そこから集中の世界に戻って来させるのは容易ではありません。

時間を区切ってゲーム感覚で。

そこで登場するのが砂時計です。砂時計をひっくり返し、この砂が落ち切るまでこのページ終わらせてな!と言うと、意外とあっさりと集中を取り戻してくれるのです。

結局のところ、冬休みなどの長期休みは時間が有り余っています。たとえ今終わらなくてもまだ時間はある、という無意識の安心感が子どもの集中を奪うわけです(これについては子どもに限らず、大人も同様でしょうが)。

ですからそこでしっかりと時間を区切ってあげることで、小さくとも終わりを意識させることが、集中を取り戻すきっかけになるのです。

またゲーム感覚で、と言うのもあるでしょう。子どもたちは散々ゲームの中で、時間内に課題をクリアするというミッションをこなしています。

つまり時間を区切ることは、子どもたちにゲームの感覚を思い出させるいいきっかけにもなるのです。

区切る時間はせいぜい10〜15分

なお、だいたい10〜15分のタイムリミットを設定して勉強をやらせています。正直のところ、小学校の低〜中学年の宿題の量など、集中さえできれば1日あたりその程度で十分であると考えています(この辺りは学校によっても差はあるのでしょうが)。

1年生の下の子どもで15分1セット、3年生の上の子どもで15分2セットを冬休みの宿題時間の目安にしています。

冬休みの砂時計大活躍事例その2:お出かけ前の身支度や準備が早くなる。

冬休みはお出かけが多い。

冬休みはどうしても帰省だったり、大きな買い物に行ったりと、家族で一緒に出かけることが多くなるのではないでしょうか。そしてそのたびに、やれ着替えだ準備だが発生するのです。

しかもいつもとはちょっと違った、少し特別感のあるお出かけとなると、子どもたちもはしゃいでしまって、いつも以上に言うことを聞かないことが多いです。男の子2人ともなると、そのはしゃぎっぷりも相当です。

砂時計で小学校に行く時の朝の支度の感覚が呼び起こされる。

これについてはもしかしたら、これまでの習慣の賜物なのかもしれません。砂時計で時間を区切ることでお出かけの支度が断然早くなりますが、そのときのノリがどうも平日学校へ行く際のものと同じなのです。

思えばこれも、先に述べた『ゲーム感覚』なのでしょうね。時間内にミッションをクリアできるかどうか、子どもたちが2人で競ってるいる感があります。

冬休みの砂時計大活躍事例その3:テレビやゲームを終わらせるとき。

Jan VašekによるPixabayからの画像

冬休みはテレビやゲームに張り付きがち。

冬休みは夏や春の長期休みに比べても、テレビやゲームに張り付きがちになりやすいと言われています。特に私たちの住む東北地方だと雪が降って危なかったり、そもそも寒すぎて外で遊ぶことが難しいからです。

そのため割と長時間テレビやゲームを許可することになってしまうのですが、そうすると難しいのが終わらせるタイミングでしょう。もちろん、ある程度何時から何時までと決めてはいますが、やはりどうしてもやめ時が難しいことは否めません。

特にゲームともなると、セーブするタイミングもありますので少し早い段階で「あと何分で終了」と宣言するのですが…。どうもなかなかその宣言通り行かないことも多いのです。

かと言って問答無用でブチッと切ってしまうのもさすがに気がひけるというか…思い通りにいかないことに対して癇癪を起こすことと大差ないですよね。だからそういうのではなく、できるだけ子ども本人の手で電源を切ってほしいのです。

砂時計でゲーム終了を宣言。

砂時計というのは時間を測るというだけでなく、その時間の経過を目で追うことができるギミック性も兼ね備えているものです。…要は時計などと比べてもみていて楽しいんですね。

ですのでゲームをしているテレビの前にちょこんと置いて、この砂が落ちきったら終わりだよ、と伝えます。子どもたちはだいたいその砂が落ち切るタイミングをわかっていますので、そこでうまく調整してやめ時を図ってくれるというわけです。

これについては必ずしもうまくいくとは限りません。正直なところ半々の成功率といったところでしょうか。

それでも、口で言うよりは可視化した方が遥かにやめ時を把握しやすいというところはあるようです。

砂時計によって子どもの冬休みの時間管理がうまくいった事例3選のまとめ。

もともとは平日小学校に行く際の朝の支度をテキパキとさせるために購入した砂時計ですが、今では冬休みの子どもの時間管理に非常に役に立っています。具体的にいうと、宿題をする際やお出かけの際、そしてテレビやゲームを終わらせるタイミングを測る際にとても役立っています。

これは冬休みだけに限らず、春休みや夏休みにも応用することが可能性でしょう。ぜひともこの機会に使い方をマスターし、子どもたちをうまくのせるツールとして活用していきたいと思います。

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