我が家の珍しい習慣、帰宅即お風呂のメリットと問題について。

子ども
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実は我が家には、他のおうちからするとちょっと不思議に思われる、少し変わった習慣があります。それは、家から帰ったら必ずすぐにお風呂に入る、ということです。

どんなに急いでいる状況でも、家に上がる時にはまずお風呂に入ります。湯船に浸からなくても、シャワーは必須です。

今回はそんな我が家の妙な習慣、帰宅即お風呂についての紹介です。

家に入る際に必ずお風呂に入る理由。

理由その1:花粉対策。

もともとは私の花粉症対策でした。私は重度の花粉症なのです。

その季節になるとマスクなしでは絶対に外を歩けませんし、常に涙はボロボロ、鼻水グシャグシャ、そして常にくしゃみを連発してしまいます。必ずマスクを2重にし、鼻の穴や目の周りには花粉除けの塗り薬、その上スプレータイプの花粉除けの薬剤を振りかけてから外出するのですが、それでも花粉によるダメージは少なくありません。

今はアレルギーの抗原そのものに体を慣らしていく治療を年単位で行なっているのでだいぶマシになってきましたが、それまでは2月頃からはまるで地獄のようでした。そして帰宅即お風呂の習慣はその頃からできたのです。

家の中にも空気清浄機は置いてあるのですが到底それだけで花粉が収まるわけでもなく、結局帰ってからすぐに体についた花粉を落とすことが一番であることに気づいたのです。しっかりと髪を洗い、体を隅々まで流し、それでやっと家に入るわけです。

それだけで、少なくとも家の中にいる間は花粉症に困るということは明らかに減少しました。ちなみに、私は春だけでなく割と通年どの花粉もやられやすいようで(2度も検査して確認済み)、いつの間にかこの帰宅即お風呂が習慣になっていたのです。

理由その2:風邪感染予防。

私は医療機関に出入りする仕事をしているわけですが、医療機関ということは当然風邪のウイルスや菌が蔓延していてもおかしくない環境なんですね。そして今はすでに小学校にも通うほど大きくなりましたが、子どもたちがまだ小さかった頃は風邪の感染にだいぶ気を使いました。

つまり、仕事先の医療機関から風邪のウイルスや菌を家に持ち帰ってしまわざるを得ない状況をどうにかしたいがために、帰宅即お風呂の習慣に目をつけたのです。特に冬場は医療機関がやれインフルエンザだなんだと非常に混み合うわけですが、そのような待合室にずっと座っていて衣類や髪の毛にウイルスや菌が付着しないとい保証はどこにもないのです。

上で冬以外は花粉を落とすために帰宅即お風呂と述べましたが、冬にもこの習慣を続けていた理由がこれです。もちろん医療機関など年中風邪などで困った患者さんが訪れるところですから、当然冬だけとは限りません。

どちらかというとこの医療機関からの風邪のウイルスなどを持ち込まないという目的が、花粉のない冬場でも帰宅即お風呂の習慣をやめない理由になってしまったというわけです。

帰宅即お風呂を実践することによる問題。

1度習慣化してしまうと、なんとなくシャワーも浴びないで家に上がるのが嫌になってしまい、ついつい厳格になってしまいます。ここからは帰宅即お風呂の弊害についてです。

仕事中「ちょっと家に寄る」ができない。

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仕事中ちょっと家に寄って昼食を取ろう、コーヒーを飲もうができなくなります。そのためにいちいちシャワーを浴びたくないし、1度シャワーまで浴びてしまったら最後、仕事に復帰できなくなって(仕事に行きたくなくなって)しまいます。

もし家で食事をと思ったら玄関で取るしかありません。妻にお願いして玄関まで持ってきてもらうしかないのです。

現実そんな手間かけさせられないですし、そもそも家にいないことも多いですので、結局はそういう息抜きはできないということですね。

忘れ物ができない。

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家を出てすぐ、テーブルの上に大事な書類を忘れてきた!となった時に、どうしてもまた家に上がる時にシャワーをしていないと抵抗があります。果たして私は今ここで玄関を上がってリビングまで行ってもいいのだろうか?と自問自答してしまうのです。

結局大事な書類などであれば取りに行かざるを得ないのですが、そのちょっとした抵抗感が何気にストレスです。となると、できるだけ忘れ物をしないように細心の注意をしなければいけません。

私自身、非常に忘れ物が多いのです。毎回スマホにメモをしながら、常に忘れないように気を配っているのです。

そんなわけなので、毎回家を出る時は何度も何度もチェックします。逆にそれがいい習慣になっているとも言えるかもしれませんが…。

子どもの帰宅時はどうするか。

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現在、子どもにも帰宅即お風呂をやらせています。もともと妻と話し合い、妻との合意のもとで始めた習慣ですから、妻はそこまで抵抗はないですし、むしろ積極的にこの習慣を徹底しようとしてくれています。

ただし子どもの場合何度も外に遊びに行ったり、ふと気になることがあってつい外に出たくなったりということもあるでしょう。そんな時にどうするかが1つ大きな課題でもあります。

現在のところはそこまで大きく問題にはなっていません。積極的に外に遊びにいくような性格ではないというのもありますし、今のところ言われるがままに帰宅即お風呂を習慣化して実践してくれているからです。

これが外遊びをする友人ができて、また反抗期となり親の決めたルールに対して異を唱えるようになってくると、きっと新たな問題となるのでしょう。その時まで、なぜ帰宅即お風呂なのか、それによってどんなメリットを得られるのかしっかりと教えておく必要がありそうです。

私たち親が習慣を変えていく必要性も。

また私が、そして妻が、そういったルールに囚われない考え方に変わっていくことも、念頭に置かなければいけません。現在花粉の問題は少しずつですが改善しつつありますし、子どもも大きくなったので、以前ほど子どもの感染を心配して、ウイルスを持ち込まないと躍起になる必要もなくなってきています。

上の子どもはすでに小学3年生、あと2〜3年か、早ければもっと早い段階で、この帰宅即お風呂に異を唱えるようになってくる可能性もなくはありません。その時までにおそらくもう時間はそんなに残されていない中、10年は続けてきたこの習慣についてどのような結論を出すか、考えていく必要がありそうです。

帰宅即お風呂のメリットと問題についてのまとめ。

我が家の珍しい習慣である帰宅即お風呂について紹介してきました。花粉や風邪のウイルスなどを持ち込まないためとして続けている習慣ですが、いくつか問題もあります。

特に今後大きな問題になってくると予想されるのが、子どもの反抗期の時期です。子どもに帰宅即お風呂を納得してもらうよう尽力していくか、そうでなくば私たち親の方がこの習慣について考えなおさなければいけない時期に来ています。

まだまだ先のことと思わず、しっかりと腰を据えて検討していきたいと思います。

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