インフルエンザや風邪の予防で心がけるべき心得5選。

医療系
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実はこの年末に風邪をひいてしまいました。熱が39℃に届き、全身を倦怠感が襲い、お腹もだいぶ下してしまいました。

検査をしたところインフルエンザではなかったのですが、改めて自分の体調管理の甘さを痛感しました。たしかにちょっと、風邪の予防という観点で足りてないところがあったなと、今になって非常に反省しています。

外回りが基本の営業で、しかも医療機関にも多く出入りするものですから、本来なら感染予防については十分に気をつけなければいけないところなのです。けれどもこのところ忙しさにかまけてそれを怠っていた感は否めません。

ということで今回は、風邪予防についてのお話です。

風邪予防の心得その1:細かく手を洗う。

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風邪やインフルエンザのウイルスが感染する場合多くが、手についてしまったウイルスを口や鼻に運び、その粘膜に付着することで成立します。逆に言うと、手にウイルスがついてしまったと感じた瞬間にその都度手を洗えれば、感染の多くは防げると言うことです。

とは言っても、いつ手にウイルスがついてしまったかなど分かりようもないですので、結局は洗えるときにこまめに手を洗うと言うのが何よりも大事になってきます。可能であれば、1時間〜1時間半に1回以上の頻度での手洗いが理想的なようです(1日11回以上手洗いすることで、風邪に感染するリスクを50%以下にすることができるというデータも複数出ているようです)。

私は基本外回りの仕事ですので、なかなか1時間に1回手を洗うとは現実的ではないところもありますが、それでもなるべく多くコンビニなどに寄るなどして、手だけ洗うなどの工夫が必要ということですね。

ジェットタオルはよろしくない?

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最近の研究で、感染予防という観点で、ジェットタオルがあまりよくないという話を目にします。ジェットによってウイルスや菌がいろんなところに飛んでいってしまうというのですね。

ここで問題になるのは飛び散る場所です。ジェットタオルのある部屋全体に飛んでいってしまう分にはまぁ良いとして、飛び散ったウイルスや菌が自分の衣服などに付着してしまうことは非常に問題です。

衣服に付着したとして、それを除去するには洗濯するくらいしか思いつかないことを考えると、なるべく衣服へ付着するリスクを避け、ジェットタオルなどは使わないようにするのが賢明かもしれません。

インフルエンザの予防にはアルコール除菌。

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インフルエンザのウイルスにはアルコール除菌が効果的と言われています。アルコールによってインフルエンザを守る殻が無効になり、ウイルス自体の弱体化とともに、感染力の低下も引き起こすと言われています。

最近だとどの施設に行ってもアルコール除菌のスプレーが入り口に置いてあったりなどしていますが、あれを活用しない手はありません。また車の中にアルコール除菌スプレーやウェットティッシュなどを常備しておくとさらに予防には効果的です。

ただしノロウイルスだったり、風邪症状を引き起こすライノウイルスなどには効かないとのことですので、過信しないようにしないといけませんね。

風邪予防の心得その2:帰宅即お風呂。

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外出先から帰ってきたときの衣類や自身の髪の毛には、すでに無数の風邪のウイルスや菌が付着していると考えて間違いありません。そもそもオフィスだったり飲食店だったり、それこそ私が出入りしている医療機関でも、風邪のウイルスや菌が壁や床に付着していないということはあり得ません。

壁に背をもたれればその部分にウイルスや菌が付着してしまう可能性は十分にありますし、椅子に座ればその部分にウイルスや菌が付着してしまうものです。また風邪のウイルスの保菌者(当人が保菌者である自覚のある無しに関わらず)とおしゃべりをしていたら、その飛沫が自身の顔や髪の毛に付着してしまっている可能性は大いにあります。

だからこそ、家に入るときには1度着ているものはすべて脱ぎ、シャワーなどでもいいのでしっかりと洗い流すことが大事なのです。特に髪の毛など、帽子でも被っているのでなければ風邪のウイルスや菌に対してあまりにも無防備です。

またジャンパーやコートなど、外でしか着ないようなものは極力家の中に入れないようにするというのも大事でしょう。とにかく、これからリラックスしようとする、あるいは体を休めようという家の中になるべくウイルスや菌を持ち込まないような工夫が必要なのです。

風邪予防の心得その3:こまめな水分補給。

たとえ風邪のウイルスや菌が喉に付着してしまったとして、すぐに水などで洗い流してしまえば、そこでのウイルスや菌の繁殖を防ぐことができると言われています。例えばインフルエンザのウイルスでも、喉の粘膜に付着してから細胞内に侵入するまでに20分程度かかるとされています。

逆にいえば20分以内に1回程度水を飲んで喉を洗い流してしまえば、ウイルスの感染を大幅に抑制できる可能性があるということです。洗い流して消化管(胃のほう)まで流し込んでしまえば、通常の風邪やインフルエンザのウイルスは分解されてしまいます。

胃の力は強いのです。

風邪の予防の心得その4:マスク。

もはや風邪予防の王道であり、誰もがこれを抜きには風邪予防を語れないでしょう。ウイルスや菌の感染の1番の経路である鼻や口を物理的に遮断することで、感染を予防します。

あと割と大事かなと思うのが、自分自身が鼻や口をむやみに触らないようにするためです。私たちは結構な頻度で、無意識に鼻や口を触ってしまいます。

マスクをしていれば、たとえ無意識に鼻や口に手が伸びたとしても、決して直に触ってしまうということはありません。そういう意味がある、ということも、頭の片隅に入れておいた方がいいかもしれませんね。

風邪予防の心得その5:十分な栄養と睡眠。

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この冬の時期、年末年始とばたばたしてしまうことが多く、仕事もたまりがちになってしまうのではないでしょうか。そうすると普段よりも余計に遅くまでかかってしまい、ついつい食事を抜いたり、寝る時間も遅くなってしまうでしょう。

けれどもそういう時こそ注意が必要です。たとえ風邪のウイルスや菌が体の中に入ってきても、そもそも人間の体には免疫という防衛機構が働いています

健康な体であればその防衛機構がしっかりと働き、たとえ風邪のウイルスや菌に感染してしまっても、そこまで重症化する前に鎮静化させてしまえるものです。けれども十分に栄養が摂れていなかったり、睡眠が十分でなかったりと体が弱っていては、風邪も重症化しやすくなってしまいます。

免疫細胞のもととなるタンパク質を多く含むもの(肉とか)、あるいは鼻や喉の粘膜を保護すると言われるビタミンA(カボチャなど)、免疫力を高めると言われるビタミンC(柑橘系や野菜や芋など)などはぜひ積極的に摂っていきたいものです。また十分な睡眠によってしっかりと体を休めてあげることは何よりも重要です。

インフルエンザや風邪の予防のまとめ。

今回私自身が風邪を引き、しかもだいぶ拗らせてしまったため、改めて風邪の心得についてまとめてみました。手洗い、帰宅即お風呂、こまめな水分補給、マスク、十分な睡眠と栄養、今回は主にこの5つについて紹介してきました。

もちろん他にも多くの予防の方法があるかと思いますが、まずは簡単なところからやれることとしてあげさせてもらっています。ぜひとも参考にしていただければと思います。

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